
コレが本場のパイレーツオブカリビアン! カンクンでキャプテンフッククルーズに乗船してきた
メキシコのカンクンで、本場のカリブ海で海賊船に乗って航海ができる…。そんなツアーがあるなんて、素晴らしいとは思いませんか?
そのツアーは『キャプテン・フック クルーズ』です。本場のカリブ海で海賊船に乗り込んで出航し、船上で歌に踊りにゲームにディナーと、海賊の世界観を余すこと無く楽しむことのできるアトラクションです。
パイレーツオブカリビアンのファンの方は、この為だけにカンクンに旅行しに来てもいいレベル。
このエントリーでは、ツアーの予約から実際のツアー体験、覚えておくべきお役立ちポイントについてご説明します。
ツアーに申し込む
まずは日本のツアー催行会社に申し込みます。現地で直接申し込むこともできますが、うまく申し込めるかも不安なので、必ず日本を発つ前にネットから日本の会社に申し込んでおきましょう!
代表的なツアー会社
キャプテンフック ディナークルーズの公式サイトから直接申し込むこともできますが、日本語対応のツアー会社に申し込むことを必ずおすすめします。代表的なのは以下の会社。
それぞれ値段や内容も微妙に違いますので、自分にあった内容の会社を選択しましょう。
僕は色々悩んだ末に、『ルートツアーズ』さんに決めました!
予約のやり取り
どんな感じで予約したらいいのか不安? 大丈夫、実際のやり取りを教えちゃいます。
- こんにちわ、カンクン旅行を考えているのでツアーを申し込もうと思っています(挨拶)
- 名前
- 参加人数
- メールアドレス
- 代表者住所
- 代表者電話番号
- 滞在ホテル名
- カンクン到着日
- カンクン出発日
- 希望するツアーと日程
- 以上です、どうぞよろしくお願いします
↑↑ これが最初に送ったメールです。
↓↓ そして次がやり取り内容です。(若干はしょっていますが、雰囲気は伝わると思います。そしてこんなに淡々としたメールじゃなくて、めっちゃ丁寧で優しかったです)
↑↑ このとおり、かなり親切です。
他にも調子に乗ってツアーと関係ない事とかもたくさん聞いちゃったのですが、嫌な顔一つせず(顔までは見えないけど)回答してくれました。ありがたい…。
こうしてルートツアーズさんのおかげで、何の心配もなく僕らはカンクンまで旅立ったのです。
マリーナ キャプテンフックまで行く
カンクンに着いたその日の夜にこのツアーに参加します。飛行機の長旅でお尻とか腰とか色々しんどいけど、きたるパイレーツオブカリビアンの世界に心が踊りますね!
服装等と持ち物
ホテルを出る前に、忘れ物が無いようにチェックしましょう。特にバウチャーを忘れるとヤバイですよ。
- 常夏のリゾートとはいえ、夜の船上は肌寒いこともあります。必ず上着を一着用意しましょう
- 事前にプリントアウトしておいたツアーバウチャーは必須
- 現金で支払う方はお金を忘れないように!
- 船酔いが心配な方は、酔い止めを用意すると万全です
バスで向かう
さて、初めてのカンクンなので全く地理がわかりません。でもルートツアーズさんの送迎はお断りしたし…。
方向くらいはなんとなくわかるので、バスで向かうことにします。
目指すは『Blvd.Kukulcan km5 , Zona Hotelera , Cancun』の『Grand Oasis Palm』の裏手にある『Marina Captain Hook』だ! さっぱりわからんわ…
場所はココで〜す。
カンクンのバスは、わけわからんようで意外とわかりやすく、『km』ごとにバス停が設置されています。
キャプテンフックは『km5』の地点で降りればいいのです。簡単そうに書いたけど、実際にはなかなか難しくてめっちゃ迷いました。
早く降りすぎちゃって、なぜか明るいうちから『ココボンゴ』に辿り着くという…。なんだ、早速ディスコに行くんかワシらは…。
- バスに乗る時に『5km地点』で降りたい事を伝える
- 料金はどこに行くにも1USドルでOK
- 油断していると停まってくれないこともあるので魔法の言「バハン!』と叫ぶ(「降りたい!」って意)
(なかなか辿り着けないのと開始時間が迫っていたのと疲労でめっちゃケンカしました…)
受付をして船に乗り込む
焦りながら『Grand Oasis Palm』に辿り着くと、そこら中にいます。…海賊の下っ端共が!
時間はルートツアーズさんの指示どおり18:15です。良かった助かった…。
受付でバウチャーを見せると料金を請求されるので、お支払します。支払いはUSドルで。カンクンはどっちかというとUSドルの方が楽だと思いますね。
事前に言っておけばクレジットでも支払いができたようですが、ツアー料金と桟橋使用料を現金で払いました。
- ステーキディナー : 85 USD ✕ 2名 = 170 USD
- 桟橋使用料 : 12 USD ✕ 2名 = 24 USD
- 合計 194 USD
- 料金・桟橋使用料は当時の金額なので、各自予約前にチェックしてください
受付が済むと、ホテルの裏手にある『マリーナ キャプテンフック』に行きます。行列があるのと一本道なので迷うことはないでしょう。
こんなジャックスパロウ感満載の看板が目に飛び込んできたりとか…。
多少チープな感じがしないでもないけど、雰囲気は否が応でも上がってきます。待ってた。こういうアトラクション待ってたんだよ!
桟橋も派手目に飾り付けされていますね。キャプテン・フックの文字がイイ感じなのです。
そしてこれが今から乗船する海賊船! 観光地のアトラクションだからイルミネーションが少々明るすぎますが、これはこれでディズニーランドで遊んでいるような感覚で悪くない。ヤバイヤバイ楽しみすぎる。
近づいてみると、厳つい海賊の下っ端に扮したクルー達が案内してくれます。
どうやら順番に乗船していくのですが、船は二つあるみたいですね。2隻で並んで行くだけかと思いきや…なんとツアーの最後に激アツの展開が待っているのでした! (お楽しみに)
そして船に乗り込んだら船の甲板の中央付近で記念撮影をしてくれます。僕らは2人で行ったんですが、僕ら2人を真ん中にして、両サイドにジャックスパロウとキャプテン・フック(に激似の格好をした人)が並んでかっこいいポーズをとってくれます。
この写真は、ツアー終了後に額に入れてその場で販売してくれるので、少し高い(20ドルくらいだったかな?)ものの、かなり想い出になるので買うのがオススメです。(僕は買いました)
アトラクションスタート
出航して注意事項をひとしきり聞いた後は、アトラクションのスタートです。
みんなでダンス
海賊のお兄さんとグラマーなパイレーツ姉さんが台の上に立って踊りだします。
ここが海外と日本(アジア圏もかな)の人との国民性の差があるのでしょうか? 欧米圏の人たちはリズムに乗っておもいおもいに踊りだすのに対して、僕ら日本人や中国の方たちは照れてなかなか踊りだそうとしません。普段の生活の中にダンスがあるのとないのとの差が出ますね。
照れていたら「そこのジャパニーズ、前に出て踊ろうぜ!」みたいなかんじでガンガンに煽ってきます。基本容赦ないです。照れて「俺はやめとくよ〜」みたいな雰囲気を出すと、なおさら煽ってきます。
なので、照れくさいのはわかりますが、ここは無心で言うことに従った方がイイでしょうね。むしろ踊るのが普通の空間なので、拒否したほうが悪目立ちします。心を開放して踊り狂いましょう。
僕は景気づけにビール一杯を一気に飲み干してからは、最後までテンション保って踊り狂いました。
ちなみに、アルコールを含むドリンクはツアー料金に含まれていますので、気にせず頼みましょう。(だけどクルーに対して客の数が圧倒的に多いので、出てくるまでは時間かかります)
日本じゃこんなに踊り狂ったことないし、この時点で一緒に行った彼女(現妻)はちょっと引き気味。まぁしょうがないじゃないか、パイレーツオブカリビアン大好きな身としては、本場カリブ海で海賊船に乗って海賊のダンスを見るなんて嬉しすぎる体験なのだから。それがたとえ観光客向けのアトラクションだとしてもね。
海賊たちのショー
ダンスがひとしきり終わると、今度は楽しみにしていた海賊船ならではのショーがスタートします。
マストの上に乗ってロープワークをする海賊たち。
真っ暗でごめんなさい。でもこれ、ロープでぐるぐる回ってます。マジかっこよかった。もう頭の中はパイレーツオブカリビアンのテーマソングが鳴りっぱなしで自分も海賊の下っ端になった気分でした。
そしてゲームが始まる
遂に来てしまったこの時間。メキシコに行く前からネットをくまなく検索して得た情報の中で唯一、このツアーに参加するかどうかの決心を鈍らせたもの。それがこのゲームの時間なのです。
その日のツアーによってはやらない日があったりするって聞いていたので、無いことを願っていたのですが、遂に始まってしまいました。
なぜそんなに嫌がっていたかというと…『参加者の中から数名指名して行われるゲームで、日本人は珍しいからほぼ必ず指名されて、しかも言葉がわからない人が多いから徹底的にいじられまくる』という理由があるからなのです。
結果…うん、指名されましたよ。(4人指名されたうちの1人…)
エントリーは以下の4人。
- 家族旅行中の気のいいイギリス人のおっちゃん
- 日本から来た色白のヒョロガリ(僕)
- 軍隊にいた経験を持つストイックなアメリカ人
- ただただ陽気なブラジル人
順に自己紹介を促されたので、みんな名前と出身と意気込みを言っていきます。
僕は既に酔っ払っていたのですが、名前を言ってもメキシコではなかなか発音が難しかったらしく、結局「アジア人だからジャッキー・チェン、だから『ジャッキー』な!」で済まされました。たぶんアジア人にはみんなこう言ってるのでしょう。
なんかでも周りの陽気な欧米諸国の方たちが、「ジャッキー・チェン! ウォー! グレイト!」とか無責任に盛り上げてきたんで、僕も調子に乗って「アイム グレイト ニンジャ ジャッキー! ソイ デ ハポン!!」みたいな英語なんだかスペイン語なんだかよくわからん雄叫びを上げたのを、朧気ながら覚えています。
そして、こんな4者4様の海の戦士たちが何をするかというと…。
『棒を頭につけて10回ぐるぐる回った後に甲板をダッシュして辿り着いた先でビール一気飲み』
…。なんだこの運動会の保護者競技みたいなやつ。普段は奥さんに怒られている父親がここぞとばかりにハッスルしちゃって、調子にのって怪我するようなやつみたいじゃん。
そんな今思えばちょっと「えっ…」みたいな競技だったんですが、その時の僕は『最強の日本ニンジャ ジャッキー』です。絶対に勝たなければ…という思いで本気を出しました。
10回ぐるぐる回って甲板を走るまでは最下位…だけど、ここで学生時代の特技がこの時だけ僕の体を覚醒させます。
そう、僕は一気飲みが大の得意。喉を一気に開ききって一瞬でグラスを空にするこの忍術。この時代には決して褒められた行為ではないけれど、この時ばかりは感謝ですね。
こうして僕は大逆転の末に一位を勝ち取り、このツアー中なぜか人気者になります。(あんなに嫌がっていたのに、結果的に最高でした)
ディナーをいただきます
ディナーはツアーを予約する時に、『ステーキ』か『ロブスター』か『両方』かを選択しています。僕らはステーキにしました。だって、海賊みたいに豪快に肉を喰らいたいじゃない。
結果的に味はそれなり…みたいな感じだったんで、普段あまり食べられないロブスターにすればよかったな〜なんて思いましたが、全体的にメキシカンのエスニック風味たっぷりな感じが良かったですね。
それよりも何よりも、ディナーを食べている最中に、グラマーな欧米のお姉さんたちが「ジャッキー、ナイスファイト!」とか「ユーアーグレイトニンジャ!」とかめっちゃ褒めてくれるので、彼女(現妻)がその場にいなければ、嬉しさのあまりおかしくなってしまいそうでした。
敵船の襲来
ツアーも終盤にさしかかった時、敵の海賊が船を横付けし、どんどん海賊が乗り込んできました!
そう、序盤に海賊船が2隻あるので2つの班に別れて乗り込んだ、もう一方の船です。急遽決闘が始まります。これがかなりの迫力で、写真では伝えきれないのが惜しいところ。
剣と剣が本気の速度でぶつかり合って、火花が飛び散ります。凄まじい雰囲気。さっきまで陽気に踊ってたクルーとは思えない。
勝負がつくと、こうやってコミカルなダンスで煽ってきます。
船長同士の決闘は特にすごかったですね! 火花はそこらじゅうに飛び散るは、相手の剣戟をジャンプで交わしてそのまま切りかかったり、かなり興奮してしまいました。
最後は大団円でまたダンス
最後は船が港に付くまでの間、また延々とダンスで踊り狂います。ホントにみんな陽気で、ダンスするの好きなんだな〜。(僕はここで酒と船に酔って超グロッキー)
まとめ
メキシコのカンクンで行った、本場のカリブ海でのキャプテン・フッククルーズ、本気で最高でした。良い点と悪い点をまとめてみましょう。
良い点
良い点は以下の通り。世界観。そして陽気。
- 海賊の恰好と船の造りがが結構本格的なので、パイレーツの世界観に浸れる
- 陽気な音楽とダンス、そしてお酒。海賊の生活を疑似体験
- 決闘のアクションが素晴らしい。手に汗握る剣戟に大興奮
悪い点
別に悪くはないんだけど、心配な点が少し。
- 日本人はとことんイジられるしゲームにも指名されるので、英語がわからないとキツイかも
- 消極的な人にもガンガン煽ってくるので、目立ちたくない人には不向きかも
- 酒酔いと船酔いの恐れ。
最後に
こんなところでしょうか。心配な点もあることはあるけど、それを差し引いても世界観最高なので、パイレーツオブカリビアンとか、海賊の世界観が大好きな方には自信を持ってオススメします。
なんか終始圧倒されて楽しいから、日本で嫌なことあった人なんかは、これに参加して楽しんじゃって下さい!
インフォメーション
最後に基本的な情報をおさらいしておきましょう。ツアーの参考にして下さい。
映像で観る
基本情報
- 催行時間: チェックイン 18:30〜 スタート 19:00〜22:30
- 住所: Blvd.Kukulcan km5 , Zona Hotelera , Cancun
- 電話番号: (998) 849-4451
- 公式サイト:Captain Hook
料金の目安
ツアー催行会社やディナーの種類によって異なるので、各料金は参考目安です。(申し込む際に各自ご確認下さい)
- チキン: 大人 70 USD
- ベジタリアン : 大人 70 USD
- ステーキ : 大人 80 USD
- ロブスター : 大人 100 USD
- その他、桟橋使用料が一名につき 14 USD かかります
- 小人の料金は半額です
場所
『キャプテンフック ディナークルーズ』に参加するには、『マリーナ キャプテンフック』に行き、受付を済ませましょう。
- ツアー催行会社によっては送迎サービスがあります
- タクシーで行く場合は、Blvd.Kukulcan km5のホテル『Grand Oasis Palm』までと伝えましょう
- バスで行く場合は、Blvd.Kukulcan km5で下車しましょう
※『セントロにあるPuerto Juarez』と『Grand Oasis Palmの裏手にあるMarina Captain Hook』の二箇所が乗り場ですが、『Grand Oasis Palmの裏手にあるMarina Captain Hook』の方が使われることが一般的なのでそちらを記載しています
お役立ち情報を再確認
- 出発時間(19:00)の45分前、つまり18:15までには受付を済ませる必要があります。送れないようにしましょう
- お支払は、現金以外にもクレジットカード(Master,Visa)、及びデビットカードが使用できます
- 親同伴であれば、小さなお子さんでも参加することができます(年齢制限はありません)
- ツアー後は入り口周辺にタクシーがたくさん待っています。帰りは遅い時間になるので、不安であればタクシーでホテルに帰ったほうが良いでしょう
おすすめ必携グッズ
持っていくと便利なものを紹介します。
酔い止め
船に酔っちゃう人は持ち込んでおいた方が良いですね。普段酔わない方も、体力的に疲れた状態だから日本とは違う点に注意です。